甘く見ると恐ろしい、楽天市場「違反点数制度」
昨年、私の周辺で楽天市場の違反点数制度によりモールからの退店を余儀なくされた方が出てしまいました。
これまで話には聞いていましたが、まさか身近なところから退店させられる方が出てしまうとは思ってもいなかったので、運営側の非常に厳しい処置に驚きを隠せませんでした。
店舗運営に関しては全くのノータッチだったのですが、何かアドバイス出来るところがあったのではないかと、私個人としても後悔する部分があったことは否めません。
この経験を踏まえて私が感じたのは、出店している方が意図的に「違反行為」を行うケースは稀で、多くは規約やルールが多すぎるあまり文書を熟読することなく出店して、悪気無く「違反行為」を繰り返してしまうケースなのではないか、ということです。
かしこまった、カタい文書だと読みにくいですからね、、
要点が分かりやすくまとまった文献があれば良いのですが、点数違反制度の文書自体がRMS店舗運営マニュアルに記載されたクローズドなものであることに加え、ナイーブな話題であることもブログライターの皆様が苦慮されている一因かもしれません。
仮に上手くまとまった文献があったとしても、規約・ガイドラインのボリュームが膨大で、頻繁に更新されるため、「要約の粒度」や「更新の頻度」によっては記事として参考にならないことも多いでしょう。
ただ、「制度を踏まえた上で楽天市場への出店を検討したい方」や「カジュアルな文章の方が理解しやすいという方」が一定数いることも事実で、そのような方たちのために制度を咀嚼した「ある程度の記事」を公開する意味もあるのではないか、と考えています。
そんなわけで今回は楽天市場の「違反点数制度」について、なるべく全体像をつかめるように分かりやすくまとめてみたいと思います。
※こちらの記事に記載した内容はあくまで参考情報であり、最終的なご判断は店舗運営Naviに掲載された各種規約をご確認の上、ご自身の責任において行われるようにお願いいたします。
違反点数制度/全体の概要(流れ)
流れ自体は複雑なものではありません。気を付けるべき点としては、「店舗責任者は『メール』の確認を怠らないようにする」といったことと「修正依頼が来たときは真摯に対応する(ポジショントークでなく、事実に基づいて話をし、直ちに必要な修正対応をする)」といった、オンラインモールで小売を行う上で至極一般的な対応だと考えています。
- 楽天による違反行為の確認:
内容によっては店舗側に確認した上で「違反」かどうかを判断するとのことです。 - 違反行為の修正依頼:
期日までに修正する必要があります(目安として5~10営業日以内)。
【超重要】基本は「メール」による連絡なので、店舗責任者は「楽天からのメール」、特に「楽天運営からのメール」は迷惑メールフォルダなどに分類されないように設定を見直し、常日頃から注意しておく必要があります(RMSによる確認も可能ということだが、表示箇所は不明)。 - 判断結果の通知:
修正対応後、総合的に違反レベルが判断されます(RMSによる確認も可能ということですが、表示箇所は不明)。(楽天のガイドラインを読む限りでは)事情によっては違反点数が加算されないケースもあり、また、「違反」と判断された場合でも猶予期間が設けられている基準もあるそうです。 - 累積点数に応じた措置:
当年の1月1日から12日31日までの累積点数により各種制限及び違約金徴収等の措置が実施される。累積点数がⅠからⅤまでの「違反レベル」に達するごとに5段階の措置が実施され、累積点数がリセットされるには翌年の1月1日を待つ必要があります(通知の連絡後しばらくして実施されるようです)。
違反点数制度/実施されるペナルティ
店舗運営Naviには以下のように記載されています。
店舗運営Naviより引用
違反点数制度/ステータスの確認場所
それでは、現在の違反点数をどのように確認するのでしょうか。(アカウントの権限により、メニューが表示される、されないなどの違いはあるかもしれませんが)「RMSメインメニューの『禁止商材・禁止行為』欄」から確認できるとのことです。
違反点数制度/違反基準の概要
枝葉から見ると混乱するので、ここでは大枠を理解してもらうために、違反基準のジャンルを表にしてみます(原本では個別の基準に対して「分類」という言葉が使用されているので、ここでは「大分類」という表現を使用して説明します)。
違反基準には大きく「Ⅰ 禁止商材」「Ⅱ 禁止行為」の2種類があり、それぞれ9つのジャンルが存在しています。個々の違反基準(=分類)はこの「9つのジャンル」の下にぶら下がっています。
多くの違反基準は「法令」や一般的な「公序良俗」に準ずるものばかりですし、出来るだけ基準を明確にして楽天市場・出店者・購入者が「三方良し」の関係性であろうという意図があるのは明らかです。
ですので、本当に注意するべき項目はごく限られたものだと考えています。下では、注意点にも言及しながら、詳細を見ていきたいと思います。
違反点数制度/違反基準の詳細
原本では大分類ごとの記載となっているので、ここでは他ブログの方式に習い違反点数の大きいものから順に、分かりにくいもの・表現の曖昧なものに関しては補足説明を交えながら説明したいと思います(具体的な定義にまで踏み込むと「まとめ記事」の範疇を超えてしまう可能性があるので、さらに詳しい内容を確認したい方は楽天市場の店舗運営Naviより原本を確認してください)。
特に「モールによっては問題なく取引が行われているが、楽天市場では禁止されている」というようなケースに注意しながら確認すると良いかもしれません。
※情報過多に陥らないように「禁止商材/禁止事項」に記載する事項は「分類」のみでは分かりにくいものに留めています。また、太字は原本の情報が冗長であったり、分かりにくかったりした場合に弊社側で補足した説明になります。
店舗運営Naviより引用
商品画像のガイドラインに関しては、以下で他モールとの比較も踏まえながら、分かりやすくまとめているので参考にしてみてください。


